プロンプト設計
ボーカルの性別、ソロ、男女デュエット、コーラスを制御する
ボーカルの性別、Style、歌詞のセクション指示、除外項目を組み合わせ、同じリードを保つ方法と男女デュエットの分担を解説します。
スタジオで手順を試す ↗詳細オプション → ボーカルの性別は曲全体の好み、Styleは歌手の人数・声質・関係、Lyrics内の角括弧は各セクションの担当を示します。1人の歌手を保ちたい場合も男女デュエットを作る場合も、まずボーカルの性別を自動にし、Styleで必要な役を明記するのが整理しやすい出発点です。
自動では、製品は男性または女性という全体設定を追加送信しません。そのため、デュエットの役割や具体的な声質との衝突を減らせます。ただし、自動だけで歌手が固定されるわけではありません。生成される演奏では声色の変化、ハーモニーの追加、役の入れ替わりが起こり得るため、基準案を残して一度に一項目だけ変更します。
用語を混同しない
- Chorusは繰り返されるサビという曲の区間です。
- Choir / choral vocalは複数人で歌う合唱の響きです。
- Duetは2人の主要歌手による歌唱です。
- Harmony / backing vocalはリードを支える別音程の声です。
- Unisonは2人が同じ歌詞と旋律を同時に歌うことです。
「大きなサビ」とだけ書くと、編曲だけでなく声も重ねられることがあります。1人だけにしたいときは lead vocal だけでなく、他の歌手や合唱を望まないことまで一貫して示します。
1人の歌手を最後まで保つ
ボーカルの性別を自動にし、Styleへ短い役割定義を入れます。
solo singer, single lead vocal, one consistent vocalist throughout,
intimate close-miked delivery, no vocal handoff
声の方向を指定したい場合も、役は1人のままにします。
solo female lead vocal, warm low alto, restrained delivery,
one consistent vocalist throughout
solo male lead vocal, clear baritone, conversational phrasing,
one consistent vocalist throughout
除外するスタイルには、聞いて判定できる不要要素だけを書きます。
choir, duet, call-and-response vocals, backing-vocal ensemble
solo singer と stacked choir、guest vocalist、male and female vocals を同時に入れないでください。また lead vocal は前景の声を示すだけで、バックハーモニーを自動的に禁止する語ではありません。
最後のサビだけ別の声や合唱になる場合は、その箇所でも同じ役割を繰り返します。
[Final Chorus — same solo lead, no choir, no vocal handoff]
雨を越えて同じ灯を運ぶ
静けさを同じ声で呼び覚ます
男性の声または女性の声を選んだ後半で予期しない交代が起きるなら、自動へ戻して比較し、Styleの solo singer と one consistent vocalist throughout で一貫性を表します。
男女デュエットを組み立てる
デュエットではボーカルの性別を自動のままにします。1つの全体設定では、2人のセクション別の担当を表現できないためです。
まずStyleで2人の声と関係を定義します。
male and female duet; restrained baritone male lead and clear alto female lead;
alternate by section; final chorus together in unison, then close harmony;
no third vocalist
次にLyricsで区間ごとに担当させます。
[Verse 1 — Male lead vocal, solo]
駅の時計を眠らせず
五番目の列車を待っていた
[Verse 2 — Female lead vocal, solo]
雨上がりの川を渡り
窓に残る灯を追いかけた
[Pre-Chorus — Male and female call and response]
[Male lead]
街が振り向く音を聞いた?
[Female lead]
すべての灯りが答えたよ
[Chorus — Male and female duet in unison]
[Together]
二つの道が光る場所で
あなたの地平線と私の地平線を結ぼう
[Final Chorus — duet, unison first line, close harmony after]
[Together]
二つの道が光る場所で
二つの声を一つの形にしよう
最初はVerse 1とVerse 2のようなセクション単位の交代を確認します。次に短い掛け合いを試し、同時歌唱は最後に加えます。1行ごとの頻繁な交代は役を取り違えやすいため、最初の案には向きません。
2人の歌い方を具体化する
単に「両方」と書かず、音楽的な関係を指定します。
| 目的 | セクション指示 |
|---|---|
| 同じ歌詞と旋律 | [Chorus — male and female duet in unison] |
| 同じ歌詞を別音程で歌う | [Chorus — male and female duet in close harmony] |
| 交互に問いかけて答える | [Bridge — male and female call and response] |
| 女性が主役、男性が支える | [Chorus — female lead, male backing harmony] |
| 2人ではなく集団の響き | [Final Chorus — mixed choir, broad sustained harmony] |
掛け合いでは各返答を別の行にし、同じ役名を最後まで使います。リードとバックの組み合わせでは階層も明記します。male and female vocals だけでは、どちらが主旋律を担うか決まりません。
指示を追いやすくする
- 行単位より先にセクション単位で担当を分けます。
- 関係するすべての見出しで役を繰り返します。
- 抑えたバリトンと明瞭なアルトのように音域と歌い方を対比させます。
- 一方は短くリズミカル、もう一方は長く母音を伸ばしやすい歌詞にします。
- 大きな交代の前に短い器楽のつなぎを置くと境界が明確になります。
- Styleを詰め込みすぎず、複数ジャンル、3人、テンポ変更、密な会話を一度に要求しません。
同じ人物を Singer A、Male lead、固有名詞と途中で呼び替えないでください。1つの命名規則を保ちます。
声の変化を診断する
| 症状 | 考えられる衝突 | 次に変更する一項目 |
|---|---|---|
| 最後のサビでソロが合唱になる | 壮大、アンセミック、重ねたハーモニーという語が人数まで広げた | 自動に戻し、same solo lead を反復して合唱を除外 |
| 後半で性別が変わる | 全体の性別設定とStyleの人物像が競合している | 自動に戻し、one consistent vocalist throughout を追加 |
| デュエットの担当が逆になる | 行ごとの交代が多い、役名が一定でない | セクションごとに分け、同じ役名を繰り返す |
| 2人が一緒に歌わない | duet だけで同時歌唱の方法がない |
in unison、close harmony、リード+バックを指定 |
| 2役が同じ人物に聞こえる | 音域、歌い方、歌詞のリズムが似ている | 音域、声色、フレージング、行の長さを対比 |
| 第3の声が出る | choir、crowd、ensembleを示す語がある | それらを削除し、no third vocalist と除外項目を追加 |
失敗のたびにプロンプト全体を長くしないでください。基準案を保存し、問題が役、交代、同時歌唱のどれかを判断し、その関係だけを直します。
この方法で保証できないこと
角括弧の指示は演奏の方向であり、決定的なルーティングではありません。各行の担当、完全に同じ声色、歌手ごとの独立したダウンロード用ステムは保証されません。現在のステム分離も、歌手Aと歌手Bを自動で別々にする機能として扱ってはいけません。
本人の確認済み音声を使う場合は自分の声を使う手順へ進んでください。全体の制作指示は正確なStyleを書く方法、複雑なデュエットの区間設計は曲構成のガイドで整理できます。
出典・参考資料
製品画面は変更されることがあります。以下の情報は上記の確認日に検証しています。