プロンプト設計

余白を残すシンプルなプロンプトの書き方

情景、ジャンル、感情の揺れ、曲の動き、主役の音という五つの要素で、詰め込みすぎない説明文を作ります。

スタジオで手順を試す ↗

AI音楽プロンプトを作るときは、AI Music Generatorシンプルモードを選び、必須の 説明欄に曲全体の意図を書きます。音楽用語を並べるのではなく、聴く前から一曲の姿を想像できる文章にするのが目標です。

次の五つを順番に考えると、短くても判断しやすい説明になります。

使う場面 + ジャンルの軸 + 感情の揺れ + 時間の流れ + 主役の音

五項目を毎回すべて埋める必要はありません。互いに矛盾しない三つの具体的な判断は、関係のない十個の形容詞より役に立ちます。

まず曲の用途と感情を決める

「明るいポップ」だけでは、卒業動画、料理の短編、商品紹介のどれに使う曲か分かりません。用途を書くと、必要な密度や展開を判断しやすくなります。

比較してみましょう。

夏らしい明るいポップ。

青春映画の最後に流す明るいギターポップ。新しい出発への期待がある一方、別れの寂しさも残る。

後者は場面と感情の両方を示しています。「期待と寂しさ」のように二つの感情を書く場合は、相反する単語を無作為に足すのではなく、なぜ共存するのかが分かる場面を添えます。

ジャンルは一つの大きな軸から始めます。アコースティックなインディーフォーク、メロディックなハウス、現代的なR&Bなどです。混合したい場合は、いつ切り替わるかを書きます。

Aメロは控えめな室内ポップ、サビで高速のドラムが入り視界が広がる。

曲の動きを時間の言葉で書く

「壮大」「映画的」といった形容だけでは、曲がどう進むかは決まりません。次のような時間表現を使います。

  • 少ない楽器で始まり、二番から打楽器が加わる
  • 落ち着いた一定のグルーヴを保ち、最後だけ少し持ち上がる
  • Aメロは緊張感を残し、サビで安心感が広がる
  • 終盤で楽器を減らし、声とピアノだけで終わる
  • 短い導入のあと、すぐ最初の歌詞に入る

この情報はシンプルモードの 説明に自然な文章で入力します。構造を細かく指定したい場合は、後で アドバンストモードスタイル歌詞を分けて使います。

主役の音を一つ選ぶ

すべての楽器を同じ強さで要求すると、音の中心が曖昧になります。まず指弾きのナイロン弦ギター、近く乾いた声、柔らかいエレクトリックピアノなど、主役を一つ決めます。補助音は主役との関係で書きます。

指弾きのナイロン弦ギターが中心。ブラシの打楽器を薄く加え、最初のサビの後から静かなチェロが入る。

歌の有無も目的に合わせて ボーカル付きまたは インストゥルメンタルから選びます。説明文だけで声を避けようとせず、画面の選択を使ってください。

そのまま調整できる三つの例

物語を伝える歌

終電を逃した二人の友人を描く温かいインディーフォーク。低く会話的な声、指弾きギター、控えめなAメロ。サビは勝利ではなく、ほっと息をつく感覚。

操作動画の背景音

商品の使い方動画を邪魔しないインストゥルメンタル。柔らかいマリンバと小さな電子打楽器、好奇心があり正確、一定の速さで、大きな落差は作らない。

夜のドライブ曲

夜の移動に合うメロディックなハウス。深く一定のグルーヴ、温かいベース、有機的な打楽器。最後の区間へ向けて徐々に広がるが、過度に激しくしない。

結果は一項目ずつ直す

生成後は、ずれを「ジャンル」「感情」「動き」「歌い方」「構造」のどれかに分類します。たとえば雰囲気は合っていて展開だけが平坦なら、ジャンルや楽器は残し、「二番から打楽器を加える」のような動きだけを修正します。

一度に全体を書き換えると、どの言葉が結果を変えたか分かりません。目的文を保存し、変更箇所を一つに絞って聴き比べると、自分の用途に合う書き方が蓄積されます。

初めて生成画面を使う場合は、先にはじめてのAI音楽を作る手順を確認してください。より細かな制作指示が必要になったら、次にスタイルプロンプトの組み立て方へ進みます。

出典・参考資料

製品画面は変更されることがあります。以下の情報は上記の確認日に検証しています。

  1. 現在の製品スタジオ — 画面と操作手順 ↗